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【注文住宅の間取り】失敗しない決め方・ポイントを解説

相談者
相談者

暮らしやすくて、気に入る間取りにするには、どうしたらいいんだろう?

何千万円も払うんだから、失敗したくないよ!

多くの人にとって、家づくりは一生に一度の経験です。

高額なローンを組んで、何十年もかけて返済していきます。

そんな一世一代の買い物で、失敗したくないですよね。

この記事では、暮らしやすさを左右する間取りの『決め方』や『失敗しないためのポイント』をお伝えします。

あかばね
あかばね

この記事を担当します、あかばねです。

あかばねの自己紹介
  • 二級建築士
  • 地元工務店にて勤務経験あり
  • 自身も2018年に家を建てる

結論からお伝えすると、間取りの決め方は以下の5ステップがおすすめです。

注文住宅の間取りつくり5ステップ

STEP1.外構・間取りの事例を見て自分の好みを把握する

STEP2.家族の要望をまとめて優先順位を決める

STEP3.設計士に要望を伝える(初回打ち合わせ)

STEP4.設計士から間取りを提案してもらう

STEP5.提案された間取りで生活スタイルをリアルにイメージしてみる

きしこ
きしこ

設計士さんとの打ち合わせの前に、自分の好みや家族の要望をまとめておこう。

その後の打ち合わせが、スムーズに進むよ。

上記で検討した間取りに決定する前に、もう一度チェックしておきたいポイントが以下の6つです。

間取り決定前の再チェックポイント6選
  1. ドアの干渉
  2. 収納の奥行
  3. 床下点検口の確認
  4. 時間帯別の日当たり
  5. 1マスの感覚
  6. 室内干しスペース

きしこさんが開催した、間取り相談会での気づきをまとめています。

言われないと、チェックできないような項目もあるので、ぜひ最後まで読んでいってください。

きしこ
きしこ

おかげさまでフォロワーさん4.5万人!

『等身大のマイホーム』を合言葉に、家づくりについて発信してるよ。

参考にしてね。

他にも、きしこさんの体験談から、使いやすい間取りにするヒントも解説しています。

この記事を読んでわかること
  • 自分好みの生活しやすい間取りの決め方
  • 間取り決定前の再チェックポイント
  • 使いやすい間取りにするヒント

(事前知識)注文住宅の間取りに必要な要素

間取りを考え始めると、取り入れたいものが多く苦戦しますよね。

しかし予算がある以上、家のスペースは限られています。

まずは絶対に必要な要素を入れた後に、残りのスペースで自分の要望を叶えていきましょう。

間取りに必要な5つの要素
  1. 玄関
  2. キッチン
  3. トイレ
  4. 浴室
  5. 階段(2階以上の場合)

例えば建坪がせまく、5つの要素と必要な部屋を入れたらもう余裕がない場合を想像してみてください。

収納を減らしたり、ロフトを諦めたりしないといけないかもしれません。

きしこ
きしこ

限られたスペースを有効活用し、快適な生活環境にしましょう。

注文住宅の間取りは5ステップで決めよう!

いざ間取りを決めようと思っても、何から手をつけたら良いのかわからない。

そんな方に、5つのステップで間取りを検討する方法を紹介します。

きしこ
きしこ

ステップを踏んで検討すると、満足のいく間取りを決めやすいよ!

STEP1.外構・間取りの事例を見て自分の好みを把握する

まずは自分の好みを知るために、以下のようなところから情報収集します。

  • Instagram(インスタ)や Pinterest(ピンタレスト)などのSNS
  • 実際に建てた人のブログ
  • 住宅情報誌

「いいな」と思ったものは、画像保存しておきましょう。

後々、設計士さんとの打ち合わせで、イメージ共有しやすくなります。

相談者
相談者

あまりイメージがわかないな~

という方は、実際に体感してみることを、おすすめします。

  • 完成見学会
  • 最近家を建てた友人の家

また、間取りと並行して、外構の情報収集も進めましょう。

間取りが決まったあとで外構を考えると

カーポートをつけたかったけど幅が足りない。

など、後悔する可能性があるからです。

STEP2.家族の要望をまとめて優先順位を決める

家族で話し合い、ひとりひとりの要望を書き出します。

要望を出しきったら、次は優先順位を決めていきましょう。

きしこ
きしこ

すべての要望を叶えるのは、難しいよ。

後々揉めないように、優先順位を決めておこうね!

STEP3.設計士に要望を伝える(初回打ち合わせ)

いよいよ打ち合わせです。

STEP.1で集めた画像とSTEP.2でまとめた要望を、設計士さんに伝えましょう。

特殊なものを配置したい場合は、画像や要望と合わせて伝えておきます。

  • 大型の家具や家電(壁掛けテレビなど)
  • ピアノ
  • 筋トレマシン
きしこ
きしこ

配置場所の確保はもちろん、床の補強や入口幅などを考えてもらえるよ。

STEP4.設計士から間取りを提案してもらう

要望を踏まえて、設計士さんが間取りを提案してくれます。

1回目の間取りで

100点!大満足!

ということは、ほとんどありません。

納得できるまで、打ち合わせを重ねましょう。

きしこ
きしこ

『気に入っている部分』『しっくりこない部分』を伝えられると、設計士さんも次の提案がしやすくなるよ。

提案された間取りをもとに、自分で間取りをつくるのもいいですね。

自分でも気づけなかった要望が明らかになるかもしれません。

間取りをつくる方法は、主に以下の3つです。

  • 手書き(方眼紙)
  • スマホ無料アプリ
  • パソコン無料ソフト

STEP5.提案された間取りで生活スタイルをリアルにイメージしてみる

打ち合わせを重ねて、納得のいく間取りができたら再チェックです。

間取り図を見ながら、どのような生活動線になるか、イメージしてみましょう。

  • 朝起きてから、夜寝るまでの動き
  • 平日と休日の動きなど

家族ひとりひとりの生活動線を、イメージしてみてください。

きしこ
きしこ

最近は、VRを導入している建築会社も多いみたい!

間取りの世界を疑似体験できるのは、わかりやすくていいよね。

VRとは?

VRとは『Virtual Reality(仮想現実)』の略。

コンピューターによってつくられた仮想的な世界を、あたかも現実世界のように体感できる技術です。

間取り決定前の最終確認|チェックポイント6選

相談者
相談者

間取り、これで決定していいかな!?

チェックが抜けてるところはないかな。

いざ間取りを決定するとなると「チェック不足のところはないかな?」など不安になりますよね。

この章では、間取り決定前に、もう一度チェックしておきたいポイントを紹介します。

以下のポイントを参考に間取りを見直せば、より良い間取りになるはず。

間取り決定前の再チェックポイント6選
  1. ドアの干渉
  2. 収納の奥行
  3. 床下点検口の確認
  4. 時間帯別の日当たり
  5. 1マスの感覚
  6. 室内干しスペース

ドアの干渉

出典:SUUMO公式HP
出典:SUUMO公式HP

開き戸やクローゼットでよく使われている折戸は、人や物に干渉する可能性があるので要注意です。

変更できる場合、引き戸にするのをおすすめします。

変更できない場合、収納であれば扉をつけずに、ロールカーテンで対応するなども可能です。

きしこ
きしこ

引き戸は、開いた先に人がいても危険ではないので安心。

個人的には、引き戸をおすすめしてるよ。

収納の奥行

収納の奥行は大体40~45cmの奥行がおすすめ。

物の出し入れがしやすく、デッドスペースが生まれにくいためです。

ただし季節家電や来客用寝具を収納する場所には、70~75cmほどの奥行が必要になります。

用途に合わせて奥行は変更しましょう。

きしこ
きしこ

そこは何を収納する予定かな?

用途まで考えておこう。

床下点検口の確認

床下点検口の場所は忘れがちなポイント。

一般的には脱衣室に設置されることが多いですが、人の出入りが多いためおすすめしません。

できれば人の出入りが少ない場所へ移動しておくことをおすすめします。

きしこ
きしこ

我が家は、洗濯機前に床下点検口があるので、洗濯機を動かすときキャスター台が「ガタガタ!」ってなるよ。

床下点検口とは?

その名の通り、床下を点検をするための開口部です。

配管からの漏水や、シロアリ調査などのときに使用されます。

時間帯別の日当たり

1日の中でいつ、どこが日当たりが良いのかもチェックしておきましょう。

まずは、方位別の日当たりです。

方位によって以下のような特徴があります。

方位特徴
日中を通して日当たり良好
午前中、日当たり良好
西午後から、日当たり良好
日当たりは望めないが、日中を通してムラのない明るさが得られる

また方位とあわせて、窓についても確認しましょう。

窓は以下のようなポイントで、暗くなったり暑すぎたりと後悔することが多くあります。

  • 位置
  • 大きさなど

方位と窓をあわせてチェックするようにしましょう。

きしこ
きしこ

時間帯や季節など、様々な視点から検討しよう。

1マスの感覚

間取り図の1マスは、一般的に910mm(91cm)です。

ここで気をつけたいのが、間取り図の寸法は、壁の中心~壁の中心までの寸法ということ。

壁を取りつけたときの実寸は、約75cmになります。

きしこ
きしこ

この感覚が、間取りをつくる上でかなり重要だよ!

以下のような壁で仕切られることが多いスペースでは、『75cm』の感覚をもって間取りを検討しましょう。

  • 収納
  • 廊下
  • 玄関
  • 水回りなど

室内干しスペース

乾燥機を使わない場合、室内干しスペースが必須になります。

なるべく、風通しと日当りがいい場所に配置することが重要です。

風通しと日当りがいい場所がない場合、除湿機と送風機の併用でも洗濯物を早く乾かすことができます。

除湿器は狭いスペースでかけると効果が上がります。

そのため室内干しスペースを広くとっている場合は、少し削って他のスペースに充てる検討をするのもいいでしょう。

きしこ
きしこ

スペースとしては、広すぎず狭すぎずの2~3畳くらいが、多く取り入れられているようです。

使いやすい間取りにするヒント|きしこの体験談から学ぼう

間取りを考えていると、「使いやすさが気になる…」ってことありませんか?

実際の使いやすさ、間取りに取り入れるときの注意点、などをきしこさんの体験談から学んでいきましょう。

きしこ
きしこ

おかげさまでフォロワーさん4.5万人!

『等身大のマイホーム』を合言葉に、家づくりについて発信してるよ。

参考にしてね。

本当に吹き抜けは必要?

吹き抜けって、なんだかおしゃれで憧れますよね。

でも、取り入れるのはよく検討してからにしましょう。

『広く感じる』や『風通しがよく気持ちいい』などメリットの裏には、デメリットもあります。

デメリット
  • 匂いや音が伝わりやすい
  • 暖房効率が下がる
  • 吹き抜け上部の照明や、シーリングファンなどの掃除・メンテナンスが大変

それでも、「吹き抜けを取り入れたい!」という方のために注意点をまとめました。

もし吹き抜けにするなら…
  • 断熱や気密性のよい家にする
  • シーリングファンをつける
  • 床暖房や全館空調を採用する
  • 吹き抜けの窓にカーテンなど遮光対策をする
  • ホコリの溜まりにくい構造にする
きしこ
きしこ

デメリット対策も考えて、取り入れるのがおすすめだよ。

洗面・脱衣は分けるのがおすすめ

モデルハウスなどでは、広々とした一体型の洗面・脱衣室をよくみかけますよね。

間取りの事例でも一般的になっていますが、実はけっこう使いにくいんです。

洗面・脱衣一体型が、「使いにくい」と感じる例をあげてみます。

お風呂からあがろうとしたら、お父さんが歯磨きしててあがれない。

帰宅時、手洗いのために洗面所をあけたら家族がお風呂からあがったとこだった。

など、プライバシーを確保できずに使いにくくなってしまいます。

これらを解決するには、洗面と脱衣を分ければOKです。

スペース的に扉で分けるのが難しければ、ロールカーテンやパーテーションで仕切ることもできます。

きしこ
きしこ

お風呂の真横に洗面台を置くと、仕切れないので要注意!

後々、仕切りが必要になる可能性を考えておこう。

トイレは玄関近くでも意外と大丈夫

玄関近くのトイレって、臭いとか音とか来客時に気になりそうですよね。

実際に玄関近くのトイレはどうなのか、お伝えします。

臭いが玄関に漏れない?
玄関に臭いが漏れることはほとんどありません。

臭い対策をおこなった場合、臭いはほとんど漏れません。

以下のような対策がおすすめです。

  • ドアをお閉める
  • 窓をつける
  • 消臭機能付きのトイレを選ぶ
  • 芳香剤を置く
音は聞こえない?
玄関やホールに人がいれば聞こえる可能性も高いです。

玄関周辺に人がいるときは、気をつかいます。

きしこ
きしこ

でも実際、来客ってあまりなくない?

来客があっても、玄関やホールよりリビングなどに滞在する時間の方が長いですよね。

あかばね
あかばね

わが家も、玄関ホールの真横にトイレがありますが、不自由なく使えています。

むしろ、リビングやキッチンに影響ないので助かってます。

まとめ|『間取りの決め方』と『チェックポイント』で失敗しない間取りにしよう

間取りの決め方は、大きく分けて5つのステップがあります。

もう一度、5ステップの流れをみてみましょう。

外構・間取りの事例を見て自分の好みを把握する

SNSやブログなどで、検索してみましょう。

「いいな」と思ったものは、画像保存しておくのがおすすめです。

家族の要望をまとめて優先順位を決める

予算がある以上、すべての要望を叶えるのは難しいです。

後々揉めないように、優先順位まで決めておきましょう。

設計士に要望を伝える(初回打ち合わせ)

STEP.1で集めた画像とSTEP.2でまとめた要望を、設計士さんに伝えましょう。

設計士から間取りを提案してもらう

要望を踏まえて、設計士さんが間取りを提案してくれます。

納得いくまで打ち合わせを重ねましょう。

生活スタイルをリアルにイメージしてみる

納得のいく間取りができたら、どのような生活動線になるか、イメージしてみましょう。

相談者
相談者

納得できる間取りができたよ!

でも、これで決定して大丈夫かな?

間取り決定前に、もう一度チェックしておきたいポイントを思い出してください。

間取り決定前の再チェックポイント6選
  1. ドアの干渉
  2. 収納の奥行
  3. 床下点検口の確認
  4. 時間帯別の日当たり
  5. 1マスの感覚
  6. 室内干しスペース

図面を見ながら、再チェックポイントを確認することで間取りの失敗を防げます。

きしこ
きしこ

ぜひ参考にして、よりよい間取りにしよう!

注文住宅の間取りで失敗しないためには、『決め方の流れ』と『最終チェックポイント』を把握することが大切です。

あなただけの、素敵な間取りができますように!

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