・設計士さんにおまかせで大丈夫なのかな?
・失敗しない為にはどうしたらいい?
・そもそも間取りってどうやって考えるの?
間取りについてこんなお悩みありませんか?
間取りを制するものは暮らしを制する!
っていうくらい大切だよ!
この記事を書いてくれるのは、家づくりへの熱い思いを抱く建築士のあかばねさんです♡
こんにちは!あかばねと申します。
はじめに、この記事を書いている私の自己紹介をさせていただきます。
- 二級建築士
- 地方工務店での勤務経験あり
- 自身も2018年に家を建てる
住んでいて心地よさを感じるポイントとは何でしょう?
- 採光
- 風通し
- 景色
- 設備の機能
など考えられるポイントはいろいろありますが、特におさえておきたいのが『間取り』です。
住む人の生活スタイルに合わせて考えられた間取りは、ストレスフリーで快適!
せっかく建てる夢のマイホーム。
楽しみながら進めていくために、間取り作成のポイントをおさえておきましょう。
二級建築士のあかばねが、自身の体験談もまじえながらお伝えしていきます。
- 間取りを妥協してはいけない理由
- 間取り作成の流れ
- 間取りを決める前に考えておきたい7つのポイント
- 理想の間取りを見つける5つのコツ
- 間取りの成功例・失敗例
間取りに関する疑問を解決していきます。
読み終わる頃には、自分で間取りを考えたくてウズウズしているはず。
「間取り図は専門家に任せたい!」という場合は、オリジナルの間取り図を無料で作ってもらえるサービスがあります。
600社が最適な間取り図を提案してくれるので、提案してもらった間取り図をもとに考えてみるのもおすすめです。
目次
建築のことはよく分からないしプロにおまかせしよう
そう考える方は多いと思いますが、全ておまかせでは満足のいく間取りにはなりません。
もちろん設計士はプロですので、ヒヤリング(施主がどのような間取りを希望しているかの聞き取り)でだいたい希望を叶えた間取りにしてくれます。
しかし設計士は生活スタイルの詳細が分からないため、施主側で細かい動線をイメージする必要があります。
などなど。
生活スタイルのイメージが不十分だと、残念なポイントが多く出てくる可能性があります。
100点の間取りというのはなかなか難しいですが、自分達がその間取りでどのように生活するかをできるだけイメージしてみましょう。
想像力がカギになるよ!
頭の中のでいろんな動きをイメージしてみてね!
- どこに車を何台とめるか
- 隣りの家との位置関係はどうか
- 庭はどのくらいの広さが欲しいか
など外構も含め家の配置について検討します。
そうすると横長か縦長かコの字型か、など家の形が見えてくるはずです。
家の位置がだいたい決まれば、自然と玄関の位置が絞られてきますよね。
そこを基準にして『水回り』『LDK』などざっくりと部屋を配置していきます。
用途ごとに分けて考える作業を、ゾーニングと呼びます。
部屋の位置がだいたい決まったら、細かい部分も検討していきます。
- どこに収納をつけるか
- 窓の位置や高さ
- 動線は大丈夫か
など生活スタイルを、できるだけリアルにイメージすることがポイント。
- 開き戸なのか
- 引き戸なのか
- はたまた折れ戸なのか
建具には様々な種類があるのをご存知でしょうか。知っておくだけで希望を叶えられる可能性が広がります。
小さなお子さんがいる場合に引き戸はおすすめだよ!
コンセントやスイッチなどは
ここまでの段階で疲れてしまい十分な検討ができずに後悔した
という声もよく聞きます。後悔しないために頑張りどころですよ!
コンセント・スイッチは特に、実際生活してから必要な場所が分かったりします。
「つけなければよかった」ということはあまりないと思うので「使うかも」と思った場所にはつけておくことをおすすめします。
照明も調光タイプ・センサータイプなど種類があります。
事前に情報収集だけでもしておきましょう。
間取りを決める前に考えておくことって?
- 子どもの人数
- 親の介護
- 老後
- 階段の位置
- 特殊な設備
- 大きな物の収納
- LDKの雰囲気
授かりものではあるものの「できれば2人欲しいな」などざっくり想定しておきましょう。
「まさかの双子だった!」という事例もあるので臨機応変に。
いずれ考えることになるであろう介護。
「もしも同居になったら…」は頭に入れておく方がいいです。
- トイレの位置
- 玄関の広さや段差
- 手すり
などに関わってきます。
ちなみに、介護になると和室よりも洋室で介護ベッド使用がラクだよ!
自分たちが年老いた後にどうやって生活したいか、ざっくりなイメージを持ちましょう。
「広すぎる家はいらない」という結論になる人も多いです。
必要以上に広い家は、維持するのも大変。
坪数を広げすぎないことも大事なポイント!
固定資産税や掃除の大変さも考慮しよう!
2階建て以上を検討する場合、リビング階段かどうかが論点になります。
階段の位置を少し変えると、間取り全体がガラっと変わるので重要なポイントです。
リビングか別の場所か、決めておきましょう。
リビング階段の場合は暖気や匂い、音が2階に上がりやすいよ!
階段前に扉やロールスクリーンなどをつけることも検討してみてね!
防音室や薪ストーブなどこだわりの設備を間取りに入れたい場合は、あらかじめ設計士へ伝えておきましょう。
ランドリールームやファミリークローゼットなども決めておくとスムーズ!
楽器や筋トレマシンなど、大きな物を新居に持っていくのであれば最初から置き場所を決めておきます。
また、運ぶ際にどこから運び込むのかサイズもしっかり測っておきましょう。
どうしても冷蔵庫が廊下をとおらず、買い替えたという例も!
サイズ確認は重要です。
- 畳数
- キッチンの形
- ダイニング位置
- TVの位置
- 吹き抜けの有無
など、ある程度理想のLDKをイメージして伝えるようにしましょう。
形や窓の配置でイメージは大きく変わります。
SNSなどでお気に入りを見つけ、その写真を見てもらうのがイメージを共有しやすくてオススメ!
理想の間取りにするにはどうすればいいの?
- SNSで情報収集
- サイズを体感してみる
- 『全部盛り』を目指さない
- 設計士に提案してもらう
- 自分で間取りを作成してみる
Instagram(インスタグラム)やPinterest(ピンタレスト)などで、検索してみましょう。
『30坪 2階建て』や『南玄関 平屋』などと検索するとたくさん間取りの画像が出てきます。
「いいな」と思った画像を保存しておくと便利です。
また、ブログなどで成功例や失敗例を知ることもできます。
いろんな情報を収集するところから始めてみてね!
収納の奥行や窓の高さなどは、図面の数字だけではなかなか分かりません。
実際に測って体感することをおすすめします。すでに住まわれているお宅を訪問して、広さや高さなど体感するのもいいですね。
「希望を全て叶えたい」という気持ちは分かりますが、100点に近づくほど今度は金額もかさんできます。
自分の中で優先順位を決めておくことが大切!
最終的には、間取りのプロである設計士に相談しましょう。
今まで培ってきた知識で、理想の間取りへ近づけてくれるはずです。
ある程度参考になる間取りが集まったら、自分で間取りを作成してみませんか?
手描きなら方眼用紙を使うと作成しやすいです。
PCならフリーソフトが何種類かあります。
私は『せっけい倶楽部』というフリーソフトを使ってマイホームの間取りを作成しました。
操作も簡単で、作成した間取りを3Dでも確認できるので楽しいですよ。
- シューズクローク・土間収納
- 対面キッチン
- 畳コーナー
土間収納があるおかげで急なお客様でも安心。
いつでもスッキリとした玄関で大満足。
「室内には収納できないけど外に置きっぱなしもできない…」ていう物って結構いっぱいあるんです。
- ダンボール
- 回収までのゴミ
- ベビーカー
- 三輪車やストライダー
- 砂遊び道具・ボール類
- DIY用品・ガーデニング用品
- 防災用品
- 土のついた野菜などなど
子育て世代は特に玄関に物があふれますよね。可能であれば、玄関に広めの土間収納をとりいれてはいかがでしょうか。
料理中も片づけ中も、リビングで過ごす家族と話せ孤独を感じない。
テレビを見ながら作業できるのもポイントが高い。
毎日の食事の準備。家族に背中を向け作業するのって孤独ですよね…対面キッチンなら、家族との会話を楽しみながら作業できます。
小さなお子さんがいる家庭では、遊んでいる様子を見守りつつ作業ができるので安心ではないでしょうか。
やっぱり畳があると落ち着く!
2畳ほどの狭いスペースでも寝転んでリラックスできるのは嬉しい。
現代では、フローリング中心の生活スタイルになってきています。しかしやっぱり日本人。畳があるだけで落ち着きますよね。お子さんのお昼寝スペースとしてもピッタリ。
ちゃんとした和室はつくれなくても、2畳ほどのスペースならとりいれやすいですよね!
- 家事動線
- 廊下の有無
- 収納の奥行
1Fに洗濯機・ファミリークローゼット、2Fに物干しスペースをつくってしまい後悔。
1Fで洗濯機まわす⇒2Fで干す⇒1Fのファミリークローゼットへ収納。
これは動線がまとまっておらず大変です。家事は毎日のことなので、苦手な家事ほどラクにできるように動線を考えたいですね。
最近では、洗濯から収納までの動線がまとまった『ランドリースペース』をとりいれる方も多いようです。
LDKをできるだけ広くとりたくて廊下をなくした。
しかし廊下がない分、リビングの音が各部屋にダイレクトに聞こえ落ち着かない。
最近では、廊下をなくしコンパクトに設計される家が増えてきています。無駄なくつくれるのでコストカットにはなります。
しかし、子供が受験生になった時など集中できる部屋は確保してあげたいですね。
キッチンに大きめの収納をつくって満足していたが奥行きが深すぎて使いづらい。
収納に関しては「失敗した」との声が多く聞かれます。奥行きが深すぎてあまり使えないとデッドスペースになる可能性も!
最初に、何を収納するのか具体的に考えてサイズを決めるようにしましょう。パントリー(食品庫)などの収納は特に浅く・広くが鉄則!
完成した間取りのチェックするポイントって?
- 採光・風通し・音
- 生活動線や今後の家族構成
- 家電や家具の配置
- 玄関と階段の配置
- 家の外部は大丈夫?外構計画
建てる場所や近隣状況によっても変わってきます。家の配置を考える段階から検討しておくべき項目です。
- 生活するのに無駄な動きはないか
- 子供部屋の数は足りるかなど
苦手な家事ほど、ラクになるような動線を考えよう!
私は家事全般苦手だよ!笑
- 置きたい場所にちゃんと収まるか
- コンセントはあるか
- どこから運び込むか
など漏れなくチェックしましょう。
階段の位置は家族間のコミュニケーションや空調にも影響してくる場合があります。
メリット・デメリットをふまえて
家族で話し合っておこうね!
別記事にて解説予定です。(準備中)
- SNSで情報収集してみる(好みの画像や成功例・失敗例)
- 間取り作成では生活スタイルをリアルにイメージすることが重要
- 希望を全部叶えようとしない:優先順位をつける
考えることが多くて大変かもしれませんが、まずはSNSで「いいな」と思った間取りや外構の画像収集から始めてみましょう。
そして、マイホームを建てた先輩方の情報にたくさん触れてみてください。自分では考えもしなかったアイディアがあふれています。
失敗例の情報も多く集められるとより一層、後悔しない間取りに近づきますね。
優先順位を決めて、目指せ!等身大のマイホーム!
そして生活スタイルをリアルにイメージする!これが重要になってきます。間取りを見ながら、休日と平日の過ごし方を細かくイメージしてください。
収集した画像は、設計士と共有しイメージを擦り合わせていきましょう。しかし『全部盛り』は禁物。「ローンが不安で夜も眠れない」なんてことになったら本末転倒です。
無料で間取りを作ってもらえるサービスもあるから使ってね!