・家づくりって何から始めたらいいの?
・家づくりで失敗しないために気を付けることってなに?
一生に一度の家づくり、上記のように悩んでいませんか?
家を建てるときに重要な資金計画について解説していくよ!
この記事を書いてくれるのは、元住宅営業マンでありみんなの家計を守るFP!きょうさんです♡
初めまして!きょうと申します。
- 工務店で住宅営業経験あり
- お金で困らない住宅ローン相談が得意
- 宅建、CAD検定、FP資格保有
- 家計の負担をラクにするお金の情報をインスタで発信
(インスタのアカウントはこちら)
先に結論をお伝えすると、家づくりは「資金計画」から始め、綿密な資金計画を立てることが、家づくりで失敗しないために最も大切なことです。
なぜなら、満足のいく建物が完成しても、日々の住宅ローン負担が大きくて安心して生活ができなかったり、最悪、マイホームを手放す可能性があるからです。
実際に、日経新聞によると…
- 住宅ローン完済予定年齢が平均73歳
- 退職後に住宅ローンの支払いが続く方が増えている
- 急な病気や失業などにより住宅ローンが払えない相談が急増
他人事ではない状況です。
そこで本記事では、以下のことを詳しく解説します。
- 家づくりで失敗しないために資金計画が大切な理由
- 資金計画を作るためにしておく3つのポイント
- 家づくりにかかる4つの費用
- お金を用意する3つの方法
- 知っておかないと損な税制優遇制度
これからお家づくりを始める方の大切なステップとなりますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
数千万円という金額を借金する住宅ローン!
失敗を防ぐために大切なことを学んでおこう!
目次
突然ですが、家づくりで失敗しないために最も大切なことはなんだと思いますか?
土地?間取り?設備…?
実は、資金計画が最も大切です。
なぜなら、資金計画を甘く見過ぎてしまい、家づくりにおける失敗(住宅ローンが払えない、最悪手放さなければいけない…)になる可能性があるからです。
例えば、間取りや外構など満足したマイホームが完成しても…
- 住んでみたら住宅ローンの負担が重くて家計が苦しい
- 配偶者の収入が減って計画通り返済ができない
など、安心して暮らすことができなければ、幸せのマイホームとは言い難いですよね。
では、家づくり(資金計画)で失敗しないためにはどうしたら良いか?具体的に解説していきます。
私の実家は高額な家を建てて返済が苦しくなったの。
家は立派だったけど、幸せな暮らしはできなかったよ…。
- 家づくりにかかる金額を把握
- お金を用意する方法を考える
- 税制優遇制度を把握
住宅購入に関わる費用などを総合的に判断します。
家づくりって何にお金がかかるの?
- 土地費用
- 本体建築費用(建物費)
- 付帯工事費用(外構費など)
- 諸費用(登記費用、住宅ローン保証料など)
- 保険
- その他費用
解説していきます。
土地の購入費や不動産業者に支払う仲介手数料など。(土地代には消費税がかかりません。)
主に建物の費用で、住宅設備、地盤改良費、造作工事などが含まれることが多いです。
※ハウスメーカー毎で多少異なります。
建物以外にかかる工事費用で、庭、駐車場、門塀などの外構工事、太陽光発電などの費用。
建物の価格が安くても、附帯工事費用が高額になる会社も多いから気をつけてね!
土地・建物の登記費用、住宅ローン保証料、つなぎ融資など。
火災保険、地震保険、団体信用生命保険など。
諸費用に含めても良いですが、保険は選ぶ商品によって金額に大きな金額が生じるため分けています。
HMの営業マンが勧めてくる保険は割高なケースが多い!
損をしないように、必ずネットなどで一括見積を取って比較しよう。
コスパの良い火災保険を探してみよう!
地鎮祭、上棟式、近隣へのあいさつ回り、町内会費、家具家電など…お住まいの地域などによってかかる費用もあるので、事前に洗い出してみましょう。
家づくりに関わる費用が住宅ローンに組み込めるか表にまとめてみました。
カテゴリ | 土地 | 本体建築 | 付帯工事 | 諸費用 | 保険 | その他費用 |
---|---|---|---|---|---|---|
内容 | 土地の購入費用 | 建物の購入費用 | 外構工事等の費用 | 登記費用、住宅ローン保証料等の費用 | 火災保険、団信等の費用 | 地鎮祭、上棟式等の費用 |
住宅ローン | 仲介手数料は要確認 | すべてOK | 別で依頼すると難しい場合も | 原則は難しい。金融機関による | 早い段階なら組み込める場合も | 組み込めない |
予算 | 総費用×約70% | 総費用×約20% | 総費用約10% (保険含む) | |||
参考 | 参考リンク | 参考リンク | 参考リンク |
資金計画は建物価格だけでなく、あなたが用意(支払う)するお金も大切です。
お金を用意するための3つの方法をご紹介します。
貯金からマイホーム費用に使えるお金のこと。
頭金が多いほど借入額を下げることができるため、月々の返済額が少なくなります。
一般的に「収入×4倍」が借りられる額と言われており、借入時の適用金利で月々の返済額が決まる。
「住宅ローン=借金」だよ!
借りすぎには注意しようね!
ご両親や祖父母から援助がある場合も資金計画に含めましょう。
※1300万円までの援助金が非課税(2021年7月時点)
住宅には様々な税負担を軽減するための制度がいくつも用意されています。
利用する、しないでは税負担が何百万円単位で変わってくるため、しっかり押さえておきましょう。
住宅ローン控除…住宅ローンを借りて住宅を購入した方のみ利用可能。年末の住宅ローン残高の1%が10年間、最大最大400万円の税金が控除。
すまい給付金…住宅を建てた方の年収に応じて最大50万円の現金が給付。
住宅取得等資金の贈与税の非課税の特例…最大1,500万円が控除。
不動産所得税の特例…課税税率が3%に軽減。(2024年3月31日まで)
失敗しない家づくりのために最も大切なのは「資金計画」です。
その理由は、以下のような家づくりにおける失敗を回避することができるからです。
- 想像以上に住宅ローン返済の負担が大きく、生活に余裕がない
- 住宅ローンのために望まない共働きや残業の日々でツライ
- 突然の収入減などで住宅ローンが払えず、マイホームを手放す
一生に一度のマイホームで失敗しないためにも、まずは複数のHMで資金計画をするところから始めてみましょう。
返済の負担を下げて、ゆとりあるマイホーム生活を送りましょう!
きょうさん、丁寧に教えてくれてありがとう!
金額が大きすぎて感覚が狂いそうだけど、等身大のマイホームを目指す気持ちは忘れないでね!